日記 旅行から帰宅
旅行から家に帰ってくると、昨日今日あったことがすべて夢だったみたいに曖昧になる。いつもそうで家に帰ってきた瞬間に夢から醒めたみたいに日常に引っ張られ、非日常は後ずさりしていく。
今日は水族館に行った。イルカのショーとペンギンを見た。あんまり大きな水族館じゃなかったけど、そのぶん距離が近くてよかった。イルカのショーを見ているとイルカって頭が良いんだなあと思う。私じゃちょっと覚えられなそうなくらいサインが多い。イルカは何が楽しくて生きているんだろう。
ペンギンも同じように何が楽しくて生きているんだろうと思いながら見ていた。一匹のペンギンが狭い水槽のなかをものすごいスピードでぐるぐる回って、ぴょんぴょん飛び跳ねていた。エネルギーが有り余ってるんじゃないだろうか?
ペンギンは夫婦で同じ寝床で眠るらしい。ほへーと思う。たしかに卵を一緒に温めているようなイメージがある。
水族館のあとはお昼を食べて、特急踊り子に乗って帰ってきた。この旅行の何が楽しかったのだろう?と思いながら窓を眺める。
なんというかひとり旅ってふだん誰かといる人が、たまに息抜きとしてひとりになるから良いのであって、ふだんからひとりでいる人がひとり旅をしてもより孤独を感じるだけな気がする。私は結局ずっと自分の部屋で暮らしているわけじゃなくて、自分の頭のなかで暮らしているから、どこに行っても本質的なところは変わらないのかもしれない。
東京駅についたとき、たくさんの人に囲まれてなぜかすごく安心した。みんなものすごいスピードで生きていて、誰も私のことに気をとめない。私の目の前を生きる人すべてがゲームのNPCみたいに思えた。人混みは嫌いだけど、人混みのなかにいると隠れられているような気がして安心する。
やっぱり東京はいいなと思う。人が多すぎるせいで逆に匿名的になっているところがいい。すれ違う人々ともう二度と会うことはないという安心感がある。前にも書いたけど一度くらいは東京に住んでみたい。今度どこか行くなら東京にしようと思った。泊まりで行きたいけど、泊まりで行くほどの距離じゃない。
このひとり旅で得るものはあった。何というか自信?みたいなもの。ひとりで電車にも乗れるし、ホテルも取れる、行きたいところを考えてそこに行けるし、飲食店にだって入れる。どれも当たり前のことで私だってできないと思っていたわけじゃないけど実際にやってみると自信になる。そうやってちょっとずつ色んなことに挑戦して、生きやすくなりたい。
私が大切にすべきものって、日々の生活なんだなと改めて思った。非日常より、日常をストレスなく心地よく生きること。そこにお金を使うべきだし、時間をかけるべきなんだってわかった。自分を守るだけじゃなく、大切に愛情をこめて接する。そういうことを心がけていきたい。