散歩をした。近所の一番近いコンビニまで歩いていき(10分くらい)、そこでオレンジジュースを買って、帰りはそれを飲みながら歩いた。天気は悪いし、雨の日の後とかの腐った森の匂い?みたいなのがして気分のいいものではなかった。ただ晴れてたらまだ暑いし、暑い中散歩には行けないのではやく涼しくなってくれという感じ。

散歩のおかげで、前に会社の人に教えてもらったラーメン屋さんが近所にあることを知った。行く気はなかったのだけど、これだけ近くにあるのならと思い見学に行ったら、2時前なのにすごく並んでいたので、たぶん行くことはないかもしれない。

実家はくそ田舎だった。だからあんまり散歩とかできなかった。なんというか外を歩いていると浮くのだ。そして周りは知り合い(私は知らないけど向こうは知っている)ばかりだからなんだか気まずい。

でも引っ越して、周りは知らない人しかいなくなってそういうことがなくなった。同じアパートに住んでる人も知らないし、知りたくないと思ってる。できればこの街で知り合いを一人も作りたくない。

この前、実家に帰った。久しぶりに泊まって、もう他人の家とまではいかないけど、自分の家だという感じではなかった。どこかソワソワして落ち着かないのだ。でもそれは実家にいたときも同じだったんじゃないかとも思った。

子供のころから家に誰もいない時間が好きだった。両親は共働きで5時とか6時まで家にいない。小学校低学年のころは学童に入れられていたけど、家に一人でいられるようになって友達と下校するようになった。

いわゆるカギっ子だったけど、それに対する不満とかさびしさのようなものはなかった。学校という多くの人間がいる空間から、誰もいない自分だけの場所に帰ることが幸せでしかたなかった。母が帰ってくるまでの間に宿題を終わらせ、ゲームをやったり本を読んだりしていた。いつも気づけば部屋が暗くなっていて、母が帰ってきた。

中学のころは部活に入っていたため、私の方が帰りが遅かったけど、高校生になってまたその生活になった。大学生活はほぼオンラインだったので、私は家を独り占めできた。本当にもう誰も帰ってこないでくれと思っていた。

独り暮らしをはじめて、毎日思う。家に帰って誰もいないことがこんなにも幸せなんだって。恋人とか好きな人ができたらこの考えは変わるのだろうか。変わってほしいけど、それは正直遺伝子レベルで相性ぴったりな人じゃないと無理な気がする。

定期的に家族の話をしてる気がする。私にとって家族は本当に不思議な存在なのだ。

家族仲が良い人がうらやましいなって思う。正直子供のころの幸福はそれでほとんど決まる気がするし、大人になってからもやっぱり幸せそうな人は家族と仲が良い。

家族と仲が良いことが正解みたいな風潮がある。仲が悪いまで行かなくても、苦手意識を持ってる人とかも結構いると思う。あとは私みたいに、仲が悪いわけでもないし、特別良いわけでもないという人。

苦手意識があるなら縁を切るなり、離れたりすることは悪いことじゃないと思う。ただ私みたいに、私が努力すれば正解にな家族になれるかもしれないみたいな関係はもどかしいというか、めんどくさい。

親は大切にしろよとか、親に感謝とか言われても、関係がこうなっているのは私が原因ではないし、そもそも他人にとやかく言われる筋合いはないし、正直あんまり理解できない。

ずっと家族に苦手意識があるのだと思っていたけど、私は人間全般に苦手意識があるのだということに気づいた。友達だろうと家族だろうと、相手が意思を持った人間なら苦手なのだ。

上手く生きられないなと思いつつ、それが両親のせいなのかとかどうでもいいかと思い、そういえば実家の柔軟剤の香りが嫌いだったなと思った。

マシュマロ


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