友達以上恋人未満の他人
友達という関係は楽だなぁと思う。気を使わなくて済むし、会いたいときに会えばいいし、会いたくないなら会わなければいい。
それに友達というのはたくさん作っても問題ないことがいい。友達にとって私は代替可能な存在なのだと思うと、また気が楽になる。
私はマンガなんかでよくある、丘の上で独りで暮らす人になりたい。私から街に住む人と関わることはあまりないけど、ときどき様子を見に来てくれる人がいるような生活。
すべての人と他人でいることが一番楽なのだと最近思う。小中学校のころは友達がいないと何かと不便だったけど、歳を取るにつれて友達なんて必要ないような気がしてならない。
ただ、それだとあまりにも寂しすぎるから関係としての友達がほしい。友達というのは”LINEの友達”のように多少関わりがなくたって継続できるものだ。それでもメンテナンスをするみたいに、定期的に話す必要があって、それがなんだかおっくうだなって思ってしまう。
恋人はもっと大変だ。相手にとって私は代替不可で、定期的な交流が必要。そういうのって今の私には厳しくて、恋人はまだ私には早いのかななんて思う。
友達以上恋人未満という言葉がある。恋人のめんどくさいところを抜きにした都合のいい関係なのかなと思うけど、おそらくもっと友達によった関係なのだろう。
私には恋人と友達の境界線がよく分からないような気がする。いや、恋人という関係がよく分からないんだと思う。
ふとしたときに人との関係がおもりに感じて、全部切り捨ててしまいたくなる。友達も恋人も家族も。
友達以上恋人未満の他人。超都合のいい関係で、SNSで繋がってる人がこれに近いように思える。この関係が私にはとても心地よくて、楽で好きだ。
ただ、ぼんやりと幸せになってほしいなと思える人たち。そういう人を現実の世界にも増やしていきたいと思うのだけど、なかなか難しい。
友達や他人が幸せになってほしいと思うかと聞かれると首を傾げてしまう。もちろん不幸になってほしくはないけれど、幸せになってほしいとわざわざ祈るかというとそうじゃないということ。
いまの私には人と濃い関係を結ぶというのは難しい。だから友達以上恋人未満の他人のような希薄な関係を人と結んでいきたい。