昔から自分の性別に違和感があったかといえば、そうではなかった。僕は男だし、女の子が好きだった。

でもここ数年、自分の性別に違和感を感じるようになった。たぶんLGBTが騒がれだしたのと大学進学で時間ができて自分について考える機会が増えたからだと思う。

そういう人って意外と多いのではないだろうか。

自分は男だと思っていたし、そう思う以外の選択肢はなかった。もちろん子どものころから心と体の性別が違う人がいるというのは知っていたけど、そういうのって精神的な病気のようなものだと思っていた(上手い説明が見つからなかった両親からそう言われた気がする)。だから風邪をひいたら熱が出るような、そういった心と体に明確な違いがあるのだと思っていた。

昔からかっこいいよりかわいいと言われてきた。背が低かったし、手足は棒切れのように細い、性格だって穏やかだったからそう言われることに納得はしていたし、嫌な気はしなかった。

持ち物の趣味だってそうだった。筆箱の中身なんかを見てよくかわいいねと言われた。

でも趣味が完全にかわいいに寄ってるわけではなかった。小学生のころはサッカーに明け暮れてたし、かっこいいものだって好きだった。イナズマイレブンを見てファイヤートルネードかっけぇ!ってなってた世代。今だってそこは変わらない。呪術廻戦を見て五条悟かっけぇ!ってやってる。

だからなんとも思ってこなかった。初めて違和感を感じて、きちんと考えるきっかけになったのは靴を買おうとしたとき。

大学生になってファッションというものに少し興味を持った。今までは制服があったし、休日恋人とデートみたいなこともなかったからなんでもいいと思っていた。

だから初めて自分の靴を選ぼうと思ったとき、男性用に欲しいと思える靴がひとつもないことに驚いた。欲しいと思えるのは女性用のスニーカーとか(ヒールとかではなく女性色が強くないやつ)ばかりだった。

確かに昔から、どうしてこの世のものはこんなにダサいものばかりなのだろうと思っていたけれど自分の感性がズレていたのだ。服なんかは早く男女の区別が無くなるといいね!

前置きが長くなってしまったけど、こういう経緯で自分の性別に違和感を感じるようになった。だいたい3年前くらいの話。

それで今、たまたま思い立って、自分のセクシュアリティ(セクシュアリティ?セクシャリティ?)をこのサイトで診断してみました。

https://anone.me/

結果はこう

こころの性 →トランスジェンダー

恋愛指向  →クォイロマンティック

性的指向  →ヘテロセクシャル、リスセクシャル

表現したい性→ノンバイナリー

こういうのを何回かやったことがあるんだけど、何度聞いても横文字が頭に入ってこない(漢字にして)。だからめんどくさくて何でもいいやって思ってきたんだけど、時間があるのでしっかり知っていこうと思う。

前提として、僕はこういうのをあまり信用していないし、人の心を分類していくことに意味はないと思う。ただ自分と似たような人がいるというのは嬉しいし、自己理解、他者理解の助けになる。

じゃあ、長くなるけど上からひとつひとつやっていこう。

こころの性→トランスジェンダー

トランスジェンダーというと、性別と反対の性を名乗る人のようなイメージがある。ただ解説には体の性を超えたあなたらしさとある。確かにそういう意味なら間違ってないように思える。

僕の感覚としては混じってるという表現が一番近い気はする。たぶん6:4くらいだと思うけど、どこら辺が男性的で、どういうところが女性的なのかと言われたらわからない。

複数人でいるときはたぶん男性的である気がする。いや、社会に参加しているときかな。自分は今、人間社会の中にいると感じるときは男なのだと思う。

それなら大学生になって社会の外にいる時間が増えた今、違和感を感じるようになった説明もつく。

だから生きていく分には問題がないんだよなぁ。ただ家で独りでいるときとかにそのギャップで苦しむだけで。

恋愛指向→クォイロマンティック

解説は「友情と恋愛の違いがわからない!それがクォイロマンティック」とある。確かに友情と恋愛の境は分からない気がする。好きに違いがあるの?って感じかも。

解説に

クォイロマンティックの中には「このぬいぐるみかわいい!あの女の子もかわいい!あれ、この気持ちってなに…?」 といったように人以外にも同じような感情をもつ人も少なくないみたい。

って書いてあって、これもけっこう理解できる。恋してるときの感覚と、この小説好きだ!って思うときの感覚がかなり似てる。推しのガチ恋勢と感覚的には近いと思う。

性的指向→ヘテロセクシャル

異性に対して性的な欲求を抱く。それがヘテロセクシュアルです。

解説で「性的な欲求を抱く」の正体について書かれてたので少し触れます。

性的欲求が出てくる瞬間には4つのパターンがあるらしいです。1つ目温もりを感じたとき、2つ目甘えたいとき、3つ目物事がうまくいかないとき、4つ目セクシーだと感じたとき。

僕の場合は3が割合としては高い気がする。

性的指向→リスセクシャル

愛はあるけど体のつながりを持つのは苦手。それがリスセクシュアルです。

僕は人にあまり触れられたくない。家族とかも嫌だ。相手から性的な欲求を向けられるのも嫌かも。でもアセクシャル(愛に体のつながりはいらない)ではないって感じなのかな。

表現したい性→ノンバイナリー

男性でも女性でもない。そんなアイデンティティが強く言葉や服装に現れてくるのがこのセクシュアリティです。

これは初めに書いた部分、着たい服がないとかそういうことかな。僕の場合は仕草とかが混じってる気がする。noteの文章だって普段は「私」で書いてる。

長くなってしまった。だいたい2時間くらいこれを書いてる。

正直なところ他人のセクシュアリティなんてどうでもいいだろ、と僕は思います。言葉だけが広がったって「お前はアセクシャルなんだから」とか言い出すやつはどうせいます。僕はあなたはあなただろ、好きに生きればいいさと思うだけです。

ただ、好きに生きろと言われたって、何が好きか分からない人がたくさんいるんじゃないかと思います。

今までは恋愛がしたいけど、恋愛というものがよく分からない。自分がどうなりたいのかもよく分からなかった。

それが何となくだけど、恋愛に関してはクォイロマンティックとリスセクシャル的な面があるから色々と面倒なことになってるんだなぁと分かった。

僕みたいな自分のことがよく分からない人のためにひとつの指標として広まってほしいですね。少しだけ生きやすくなった気がします。