薄らと嫌われている
嫌われたっていいでしょ。別にあなたに興味ないし。あなたに嫌われたって私に何かあるわけじゃないし。好き嫌いはあなたの自由だし。そもそも私のことを嫌いになるような人は私の方からお断りだし。
嫌われるのは仕方ないな、そういうのを見ないふりしようと思い生きている。そもそも全人類が私のことを本能的に薄らと嫌っていると思い込んでいる。
そういうことはどうでもいいやと思うことがあった。この人に嫌われたって、もう二度と会わないし。そういうとき、すっと心が冷たくなるのを感じる。人に対してこんなに冷たい感情を向けられるんだって驚き、悲しくなる。
でも大体、そういうときは嫌われない算段があるというか、嫌わないと何となく感じ取っているときなのだと気づく。人と仲が良くなればなるほど態度が冷たくなるのはこういった理由があるからかもしれない。
本当は嫌われたくないのだ。人から嫌われることを心底恐れている。存在価値が喪失するかのように。でもそのための努力をしたくない。嫌われない努力はある程度するけど、それ以上つまり好かれる努力はしない。
人から好かれたいと思っていない。特に同性から。酷い話だけどおそらく同性のことを不完全な私のと模造品か何かだと思ってる。もちろん私がオリジナルというわけではないけど、そういう傲慢さってきっと感じ取れる。
ただ同性からも嫌われたくはない。人に嫌われないためには何もしないことだ。というのが私がこの短い人生で学んだことの一つだった。
プラスでもマイナスでもないゼロ。意識すらされないことが理想。
ただ、そんな生き方は良くない。読んだことはないけど、嫌われる勇気を持たなければいけない。それは意識している。それでも無意識下で恐れている。
私を本当に好きになってくれる人なんていない。
私は全人類に薄らと嫌われている。