例えば未来がないとか、過去がないとか、
久しぶりに書くような気がする。と言ってもおそらく一週間ぶりくらいなのだろうけど。何度か書こうとしたのだけど、なんだか面倒くさくなってやめてしまった。いったい誰が私の文章など読みたいのだろう? なら別に書きたいわけでもないのだから書かなくてもいいかと思った。
村上春樹の「街とその不確かな壁」を読み終えた。不思議な力がある作品だと思う。私にとってということだけど。
読みながら私の中に作中でいう街が作られて(もともとあったのかもしれない)、そこを主人公とともに行ったり来たりするような感覚。全く上手く言葉にできないのだけど、奇妙な惹かれ方をする。ノルウェイの森とかとはまた違った惹かれ方。
本当に怖くなる。寝てる間にぐるんと世界がひっくり返って、私がその街に行っていても不思議じゃない。私は影で、私の本体は別のどこかにいて、という感覚が手に取るようには言いすぎだけど、理解できる。
そして私はこちら側の世界の住人なんだと思い知らされる。私はこの世界で生きていかなければいけない。
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晴れているので国立西洋美術館に行ってきた。企画展はまあまあだった。混んでいたし。また時間が経ってから見れば、思うところが変わるかもしれないと思うけど、まあもう見ることはないんだろうな。
しかしまあ人がたくさんいる。ほらね、私は影でからっぽな入れ物でしかないでしょう?と思う。彼らとは違うでしょう?
からっぽという表現が好きだから使っているけど、私がからっぽなのかと言われると難しい。私がからっぽなら大半の人間はからっぽだろうと思う。だからなんというか中身の話ではないのだけど、なんだろう例えば未来がないとか、過去がないとか、そういうことについてからっぽと言っているのかもしれない。
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小説を書いてる。
私は何を求めている? 私はどうなりたいのか。私はどこへ行きたいのか。
この小説がどこかへ辿りつけるとして、それはどこなのだろう? 私は何を求めている?