君がうまく許せないこと路地裏の猫に託して知らない街へ
私にはいくつか許せないことがあるような気がするけれど、いつもそれを忘れてしまう。
それって許せないことじゃないじゃんと言われたらそうだと思う。情緒は不安定なんだけど感情の振れ幅はとても小さい。怒ることもほとんどないし、怒ったとしてもワタシは激怒した!みたいな感じにはならないと思う。
大抵ことは相手にも何かしら理由があるんだろうって思うし、色んなことに対してどうでもいいって思うことも多い。
じゃあ私はどんなことに対して怒るのだろう?
例えば貶されたときはどうだろう。たぶん怒る。でも貶される部分によっては受け流せるとも思う。例えばチビだとか頭が悪いとか言われてもたぶん気にしない。お前が書くものはつまらないって言われてもたぶん大丈夫だと思う……たぶん。
それは自分の中で乗り越えれた欠点なのかな。身長なんて小学生のころから小さかったし(まさかこんなに小さいままだとは思わなかったけど)、頭が悪いとかつまらないとか言われても、たぶん受け入れられる。
事実を言われても、それは事実じゃんとしか基本的には思わないんだけど、自分の中にはこれだけは無視できない一線みたいなのがある気がする。でもそれがどこなのかわからない。
うーん。やっぱり怒ったり、憤ったりしてるわけじゃないのかもしれない。たぶん純粋に傷ついてるんだと思う。傷つくことから自分を守るために怒ってるって感覚。
そりゃあそうか。人は傷つけられたときに怒るんだよね。
で、どんなことで怒るのだろう。たぶん自分が大切にしているものを傷つけられたときだ。当たり前だけど。
SNSの見ず知らずの人が叩かれてるのを見て、ムカムカするのはいつの間にか自分の大切な場所を傷つけられているからなんだろう。
背が小さいとか頭が悪いとか友達いないとかそういうのは、私を構成する現実的な事実でしかなくて、その内側にあるもの。上手い言葉が見つからないけど、アイデンティティとか人権のようなものだと思う。個人的な人権。
それを傷つけられたとき私は怒るのだと思う。