嫉妬は醜い感情だと思う。他人の幸せを妬むのだから美しいわけがない。他人の幸せを喜べる人になりたいと思ってたけど、どうしてこんなふうになってしまったのだろう。

私は今まで自分自身に疎かったので、勝手に嫉妬と無関係な人だと思い込んでいた。だって他人の幸せに負の感情を抱いたって良いことなんてひとつもないのだから。

他人の幸せは喜び、他人の不幸はなるべく無関心でいる。ちょっと冷たい自分勝手な感じがするけど、それくらいのスタンスで生きていきたいと思ってる。

むかしは自分の幸せとか不幸とかそういうことをあまり考えていなかったから嫉妬することがなかったのかもしれない。周りが競うように恋人を作りだしても、正直特に何も思わなかった。

大学生にもなって、ようやく自分の幸せと不幸せについて考えるようになった。4年近く考えてきたことのはずなのに未だに答えはわからない。

だからか、幸せそうな人を見るとぎゅっと胸が苦しくなる。『私は恋人のこういうところが好きです』みたいな気取らない素朴で幸せな文章をnoteなんかで読むと、嫉妬や不安が心の中で渦をまいて涙が出そうになる。

ああ、この人は幸せを見つけることができたんだって。

いいな、幸せそうだなって思うけど、私にはどうしてかできないことばかりに見えて、幸せになんかなれないような気がしてしまう。

当たり前だけど自分が欲しいものを持ってる人に嫉妬しているだ。大量にお金を持ってる人にも顔がかっこいい人にも私は嫉妬しない。素直に凄いと思うし、かっこいいなって言える。だって欲しくないのだから。

私が嫉妬するのは、友達がいる人や恋人がいる人、小説で賞を取った人……。知り合いにだっている。美しい文章を書く人、濃度の高い恋を書く人、優しい話を書く人……。

嫉妬とは目を逸らすことだ。自分が本当に欲しいものから、そしてそれが手に入れられない苦痛から。

人の幸せを本当の意味で喜べるのは、幸せな人だけなのだろうか。それなら私は永遠に人の幸せに嫉妬して生きていかなれけばいけないのだろうか。

そんな人生は嫌だ。私も幸せになりたい。でも、どうすれば幸せになれるのか、何が私の幸せかわからない。嫉妬したものから逆算していくしかないのだろうか。私の心を一番苦しめるのは幸せそうな異性の人だというのに。