すべての道は恋に通ずるのかもしれない。読むもの書くもの聞くものすべてに恋が混じっている。

恋するために産まれてきたのかもしれない。ふとそんなことを思う。

産まれて来た意味、生きている意味なんてないと思っていたが、わりとしっくり来る。

私たちは子孫繁栄のために産まれてきた。そして子孫繁栄のために生きるしかない。

愛し合わなくても子供は産まれる。重要なのは愛ではなく恋なのかもしれない。

定期的に寂しくてどうしようないときがくる。それはふと思い出したように、何の前触れもきっかけもなく訪れる。

私はきっと寂しさを忘れているのだ。しかし思い出させるようにそれは言う。恋をしろ、と。

私が精神を病むのも恋をしないからだ。

恋をしたとき世界の色が変わる感覚を、私はなぜか大切に保管している。

そんなちいさな恋を、私は哀れな草食獣のように反芻して生きている。

私は満たされた恋をしなければいけない。

生きる意味が変わるまで。