何も考えないで生きていきたい
ナミビアの砂漠を見た。
私は何にも考えないで生きていくよ、と思った。楽しくないことを考えたって楽しくないだけだから。
たぶん根本から価値観が逆な気がする。いや、どうだろう、私が変わっただけなのかもしれない。10代のころはもっと色んなものに憤ってた気がする。
なんかそういうエネルギーみたいなものがなくなったよなと思う。個人的には喜ばしくないことなのだけど、そっちの方が断然生きやすい。
ツイッターを見てるみたいだなと思った。この人たちは何がそんなに気に食わないのだろうといつも思う。何かに苛立っていることで自分のアイデンティティみたいなものを保っているのかもしれない。
そんなに気にくわないなら全部壊していくしかないでしょう。と思うのだけど、結局俯瞰してる自分がいてそこまではできない。これもSNSのせいだと思ってる。
村上龍のコインロッカーベイビーズをこの前読んだけど、あれは気に食わないやつはぜんぶ殴っていた。でも彼女は誰も殴ってない。物を投げつけるのもクッションとかそういうものを投げてる。殴られたいのだろうけど男の方も殴ってはくれない。
そもそも興味のないものに苛立ちなんて覚えない。そんなに社会が嫌いなら家で引きこもっていればいいのにと思うのだけど、そういう話じゃない。
彼氏側は彼女のことをヒステリックな面の良い女くらいにしか思ってないだろうし、彼女も親に甘やかされて育って中絶させた男くらいにしか思ってないように見える。
偏見はよくないよね、相手の目を見てきちんと話し合おうね、という話なのだろうけど、そんなめんどくさいこといちいちやりたくないよなと思う。
私が憤ったところで何も変わらないというか、変えられるものは殴れるものだけなんだと思う。私は誰かを殴りたくはないし、殴れるものも周りにないので、楽しくないことは何も考えないで生きていきたいなと思う。